35歳サラリーマンのB級ブログ

S58年生まれのサラリーマンが日々のことを書くブログ。B級のBはベーシストでバンドマンであとは普通にB級のB。

【小説】池井戸潤の作品ランキング5!

池井戸潤の作品が好きです!

ここ2、3年は読んでないけれども、サイン会に行くほどのファンだよ!

 

今好きな人にはごめん、ずっと好きでいるってすごいね。読んだ作品数はそんなに多くないけどマジで好きだったから自分の中でランキングつけさせてください!

 

 

5位 俺たちバブル入行組

ドラマ半沢直樹の原作で半沢直樹シリーズの第1作目にして、僕が初めて読んだ池井戸潤作品。

 

最初に買ったのは完全にタイトルだけ!

 

バブルの時代ってやっぱ興味あったし、多分時間持て余してたんだと思う。タイトルでなんとなく買ったらめちゃくちゃ面白くて3日で読み終わった。僕にしては3日で読みきるとか珍しかったしすぐに続編を買った!

 

半沢直樹シリーズの魅力は半沢直樹の倍返しだもそうだけど、敵側の浅ましさ、いやらしさ、まぁクソっぷりがとにかくすげー!ってとこにあると思う。しかもそれが上司だったり取引先だったりっていう立場が上のやつらに対して、半沢が仕返しするのが読んでて痛快!

ドラマもあれだけヒットしたのはそのあたりも、大きな要素とちゃうかな!

 

あと銀行の中の描き方も面白い、これ読んで銀行入らん方良かったってマジで思った。

 

半沢直樹がドラマ化されてヒットした時は前から小説で知ってたし!!ってめっちゃ自慢してたのは内緒の話。

 

 

オレたちバブル入行組 (文春文庫)

オレたちバブル入行組 (文春文庫)

 
半沢直樹 -ディレクターズカット版- DVD-BOX

半沢直樹 -ディレクターズカット版- DVD-BOX

 

 

 

4位 鉄の骨

 NHKでドラマ化された作品

 

談合がテーマ。主人公の平太が談合は犯罪と知りながら、常務の尾形にも魅せられ、必要悪として葛藤しながら仕事に取り組んでいく。

 

これはドラマが先だったのでどっちかというとドラマの印象が強い!陣内孝則の尾形常務がカッコいい!

 

談合ってこんな感じでやってんのー!?って思った。フィクサーなんて業界の首領的なのまでいるし、談合ってやっぱりヤベー世界とか思いました。

 

 

鉄の骨 (講談社文庫)

鉄の骨 (講談社文庫)

 

 

 

3位 七つの会議

NHKでドラマ化もされた七つの会議!

なんと来年映画化するらしい!

 

大手電機メーカーの下請けの企業で行われる不祥事、不正に登場人物それぞれが立ち向かっていく話。

 

七つの会議は、それぞれの部署で登場人物ごとに行われている会議のことで、いろいろな方向から物語の核心に向かっていく様子が面白い。

 

こう言うと安っぽい表現になるけど、すごく良くできてる作品。

 

 

七つの会議 (集英社文庫)

七つの会議 (集英社文庫)

 



 

2位 空飛ぶタイヤ

 

今まさに映画公開中の空飛ぶタイヤが第2位!

 

運送会社の社長が自社のトラックのタイヤが外れて歩行者がいなくなってしまった事件をきっかけに大手自動車メーカーの不正に対して戦っていく話。

 

題材は結構なニュースになってましたね。2002年に起きた横浜母子3人死傷事故が元になってます。トレーラーからタイヤが外れ歩行者の母親に直撃して死亡、子供2人も軽傷を負いました。

 

この事故はニュース聞いた時びっくりした、当時だと学生だけど、その後のニュースはほとんど見てなかったけど、この小説を読んだ瞬間、実際の事故がモデルだというのはすぐにわかった。子どもは生きてて本当に良かったよ。

 

主人公の赤松社長が自分のところの整備不良のせいだと言われても諦めず、長い付き合いのある銀行から切られても諦めず、子どもが学校で人殺しといじめられても諦めず!とにかく諦めない強さを教えてくれる熱い作品!

 

 

 

空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)

空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)

 
空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)

空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)

 

 

1位 ロスジェネの逆襲

 

半沢直樹シリーズの3作目が堂々の第1位です!

梅田の紀伊国屋書店まで行って初めて作家のサイン会でサインもらった思い出深い作品!

 

子会社の東京セントラル証券に出向になった半沢が、企業買収の案件で銀行の出向者や銀行の人間と戦う話

 

ここで出てくる東京セントラル証券のプロパーであり、ロスジェネ世代の部下の森山と一緒に銀行に立ち向かう。

 

森山が不貞腐れながらも仕事に真剣に向かう様がなんかかっこよくて惚れたんだよね。

半沢もこんな上司いねーだろ、良すぎやろ!って思いながら読んでた!珍しく3回くらい読んだ本はほかにはないかも!

 

話に出てくる太洋証券って会社のやつらが見事にクソだったよ!

 

僕にもこれ読んで仕事頑張るぞ!!とか思ってた時期がありました。。。

 

 

ロスジェネの逆襲 (文春文庫)

ロスジェネの逆襲 (文春文庫)

 

 

次点 下町ロケット

ドラマにもなった下町ロケット

次点としてあげました。

主人公の佃航平が自分の会社、佃製作所の社員と奮闘する企業小説。

 

熱いセリフが随所にある、熱い作品。

仕事に夢を見る人間ドラマが繰り広げられてます。

 

好きなセリフで仕事は二階建て、食べるための仕事が一階、でもそれだけじゃ人は生きていけない。二階の部分が夢の仕事なんだみたいなことを言うところがあるんですが、まぁいいセリフですね。

単に生きるための仕事じゃ続けられないよ。

 

今の自分はまさに一階の平屋状態ですが。。。

 

下町ロケット (小学館文庫)

下町ロケット (小学館文庫)

 

 

 

 

まとめ

 

池井戸潤の作品は企業を舞台にした話がほとんどなので、全ての働く人が共感できる部分があるのが魅力です。

 

勧善懲悪ものもあれば、立場もあるよねっていって考えさせられるものもあるし、知らない業界の中身も知ることができて、読むことでメリットのある作品も多いと思います。

 

ランキングつけたけど、最初に読むなら話題性も含めて空飛ぶタイヤ、次に七つの会議がいいんじゃないかな!!

 

 

 

おわり