35歳サラリーマンのB級ブログ

S58年生まれのサラリーマンが日々のことを書くブログ。B級のBはベーシストでバンドマンであとは普通にB級のB。

報道ランナーの特別養子縁組制度の特集を見た

祝日月曜日、奥さんが土曜日から風邪を引いてて元気だったら出かけようかなと思っていたけど、あいにくダウンしていたので、家でゆっくりすることに。

 

岡さんも多少回復したのか、2人で夕方ごろに何気なくテレビを見てると、報道ランナーの特集で特別養子縁組が組まれていたのでこれは見なければと思ってみることにしました。

 

この特集は奈良在住のご夫婦ということで、俄然身近に感じました。

 

この特集とご家族が素敵だったので書くことにしました。

 

特別養子縁組とは

特別養子縁組は、子どもが生涯に渡り、安定した家庭で特定の大人の愛情に包まれて育つために作られた公的な制度です。

何らかの事情で生みの親が育てることができない子どもを、育ての親に託し、子どもと育ての親は家庭裁判所の審判によって戸籍上も実の親子となることができます。

 

ニュースでは親が子どもを虐待死させる事件や、産んだ赤ちゃんをロッカーやトイレに放置するような事件が報道されています。

その一方で子どもを育てたくても産めない夫婦もいる。

 

その橋渡しになっているのが特別養子縁組です。

コウノドリ1でも未成年で妊娠、出産した赤ちゃんを別の夫婦に託す回がありました。

 

養子縁組には普通養子縁組と特別養子縁組があるようです。

 

いくつか違いがありますが、僕が感じた大きな違いは離縁できない、というところですね。

 

放送でもありましたが、裁判所を通して正式に家族に籍を入れるのには長い時間がかかるようです。この家族は下の子を受け入れてから1歳になるころにようやく裁判所から判定が出て家族になったということで、半年以上はかかってるんじゃないでしょうか。

 

 

妊娠できるのに産まない選択をした

テレビのご夫婦は旦那さんが原因の不妊でした。つまり奥さんは妊娠はできるんです。

 

ご夫婦でいろいろ考えた末に特別養子縁組の利用を決められたそうですが、妊娠できるのに妊娠しない、という選択をしたことになります。

 

それが一番辛かったとテレビでも言ってました。この決断はすごいと思います。

 

 

受け入れた子に生みの親が別にいると伝えること

テレビではNPO法人が仲介をしてました。

 

このNPOでは早い段階で生みの親は別にいることを子どもに伝えることを推奨してます。

 

対象のご夫婦は2人受け入れていて、上の子は3歳くらいですが、すでに生みの親は別にいることを伝えていましたね。

 

こどもはちゃんと理解していて、2人の母親を好きでいます。いつ頃言うかが問題やんなぁとか観ながら思ってたんですが、小さくてもちゃんとこどもはわかるんですね。

 

特別養子縁組がもっと世間に認知されたらいいのに

世間の人はどこまで知ってるんですかね?

僕はドラマのコウノドリを見るまで全然知りませんでした。

金曜ドラマ『コウノドリ』|TBSテレビ

 

毎日のようにニュースでこどもの虐待死とかも悲しすぎます。

 

もっと利用がすすめばいいと思う。

当然利用が増えるとその裏ではこどもと別れる親が増えるということになるのだけれど。

 

せめて知ってる人がもっともっと増えればいいと思う。内容自体がデリケートだから世間話さえしづらいけど、こういうことも学校で教えたりすればいいなになと思う。

 

 

さいごに

不妊特別養子縁組だって話自体が打ち明けるのもしんどい、辛い人もいるのに、10ヶ月も密着取材を受けて、自分たちのことをオープンにされたこのご夫婦は単純にすごい。

 

こういう人がいてくれるおかげで僕たちの世界は広がっていくし、こどもが助かることにも繋がると思う。

 

 

 

おわり